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ミャンマーで働く駐在員について

ミャンマーで働く駐在員
軍事政権から共和制に移行し、世界各国から企業が雪崩れ込んでいるミャンマー。首都はネーピードーですが日系企業があるのは旧首都ヤンゴンです。

ちなみに、人口は5141万人で国民の90%が仏教徒です。

ベトナムやフィリピンになると、人件費の高騰の煽りを受け、地方に進出していく企業があるのですが、ミャンマーの場合はまだヤンゴンに集中しています。しかし、ヤンゴンの物価、特に地価は、信じられないぐらい高くなっています。

インフラの開発が進むと日系企業も地方に進出するはずです。安い労働力を求めているが、インフラがないので進出できないというトレードオフがあります。

ミャンマーに海外赴任するためのABC

編集室
目次:

  • インフラについて
  • ヤンゴンの治安
  • 駐在員の住宅事情
  • ミャンマーが働きやすい理由
  • 親日国のなかでも相当な親日国
  • 言葉の問題
  • 日系企業に人気の工業団地と経済特区
  • まとめ

インフラについて

ヤンゴンのインフラもココ数年で徐々に整ってきてはいますが、人口増加の影響で電力は慢性的に不足しています。太陽光などのクリーンエネルギーに活路をみいだしている外資系があります。しかし、まだまだ先の話。

インフラの問題は電気だけじゃありません。インターネット回線や渋滞も酷い状況です。電力や通信は、他のASEAN諸国のように改善していくと考えられますが、渋滞は酷くなるばかりです。

ヤンゴンの治安

他の東南アジアと決定的に違うのが治安ですね。昼夜問わず身の危険を感じることがないほど安全です。そもそも夜遊びするところ自体が少ないのもありますが・・・

駐在員の住宅事情

駐在員が暮らすのはコンドと呼ばれるマンションです。民政移管の後、海外企業が雪崩れ込み、投資が盛んにおこなわれた結果、不動産価格も急上昇しています。物件自体が不足しているので、人気コンドとなると、待っていても入れない状況です。

昔のヤンゴンを知っている人は、不満が爆発してしまうのですが、日本人が満足できる物件となると、日本の地方都市よりも高いです。

東京より安く、地方都市より高いのがヤンゴンの不動産事情です。もちろん、日本人が納得できる部屋の価格で、安い物件自体はありますよ。

コスパの悪い町と覚えておきましょう。

ミャンマーが働きやすい理由

ミャンマー人の90%は熱心な仏教徒。穏やかで物静かな国民性は日本人に近いところがあります。
思っていることもなかなか言い出せないのがミャンマー人の特徴。駐在員なら、部下の様子や表情をしっかりとチェックしておかないと、問題が表面化するころには、相当な不満になっており手遅れの状況に。

親日国のなかでも相当な親日国

ミャンマーの人達は、同じアジアのリーダーとして日本のことをみています。最近では、アニメや映画の影響もあり日本オタクが急増中。

言葉の問題

オフィスワーカーなら英語ができるのですが、製造業での生産管理や工員に技術指導する立場ならミャンマー語も必要です。打算的ではありますが、現地スタッフとの距離を縮めるために、相手が英語を理解していても、ミャンマー語を会話に挟べきです。

なにも難しいことではありません。「ありがとう」をミャンマー語で言ってみる。それだけで相手の印象はだいぶ変わります。

日系企業に人気の工業団地と経済特区

ヤンゴンには30弱の工業団地があり、製造業で働く日本人の駐在員がセカセカ仕事をしているワケですが、日系企業とつながりの深い工業団地と経済特区を紹介します。

  1. ミンガラドン工業団地
  2. ティラワの経済特別区

ミャンマー建設省住宅局と三井物産によって開発されたミンガラドン工業団地は1998年の開設以降、根強い人気となっています。製造業ならミンガラドン工業団地に通うことになるかもしれませんね。

もうひとつの、ティラワの経済特別区(SEZ)も「官民プロジェクト」です。日本とミャンマー政府が共同で立ち上げた経済特区。外資比率規制や税金面で優遇してもらえるので、製造業ならSEZは外せません。まだSEZは立ち上がったばかりで、今後どうなっていくのか楽しみですね。

両国の政府が作った経済特区なので、なくなことは考えられません。しかし、高い!

ミャンマーで働く駐在員のまとめ

ミャンマーは駐在員にとって働きやすい国です。治安もよくミャンマー料理もおいしいので、海外赴任できる人はラッキーです。ただし、軍事政権が続いた影響で遊ぶところがありません。エンターテイメントはない。

土日はゴルフ三昧です。週末はガッツリ働き、土日はゴルフに命を捧げましょう。なぜならゴルフしかないのだから。

以上、「ミャンマーで働く駐在員とは」でした。