駐在員が会社負担で日本に帰国することを「一時帰国」と呼びます。海外で生活していると、やはり日本が恋しくなります。駐在員は会社の福利厚生の一環で年に1〜2回ほど帰国することができます。
しかし、ブラック企業になると一時帰国なんていう素晴らしいモノはありません。要するに、会社次第です。
それでは、一時帰国についてみていきましょう。
- 一時帰国とは会社から駐在員へのプレゼント
- 帰国した駐在員はなにをしているのか
- 一時帰国中も仕事
- なぜ、駐在員は定期的に帰国するべきなのか
一時帰国とは会社から駐在員へのプレゼント
一般的に駐在員は1年に1回〜2回ほど会社の費用で日本に帰国できます。帰国することを一時帰国と呼びます。もちろん一時帰国の回数は、会社によってマチマチですが一般的にお盆と正月に帰国できます。
航空券は昔と比べて随分安くなりましたが、「正月やお盆に帰国する費用が自己負担はおかしいでしょ?」ってことで会社負担で一時帰国できるワケです。
もちろん、休日や祝日は働いている国のカレンダーに従いますので、お盆は休めない会社も多いです。製造業になると、海外勤務なのに日本のカレンダーで仕事をしている企業もあります。
帰国した駐在員はなにをしているのか
帰国した駐在員は、本社での報告業務もありますが一時帰国の本来の目的は骨休めです。
「海外で疲れた心を癒やし充電した後、また海外でしっかり仕事をしてくれよ。」と会社は言いたいわけです。実家に戻って家族との団欒です。そもそも家族と会わないのであれば、会社が一時帰国させる理由がありません。
発展途上国で仕事をしている場合、安全や子供の教育の問題もあり単身赴任してい方も多いので、家族との団欒は最高の骨休めとなるでしょう。半年〜1年間、子供に会っていないと子供の成長に驚きますよ。
独身の駐在員の場合も実家に帰ります。日本食レストランは日系企業が進出している国ならどこにでもありますが、何歳になっても母の味は格別です。
一時帰国中も仕事
駐在員は会社で重要なポジションを任されています。たとえ一時帰国中であっても休めない。休日にもかかわらず仕事をしている方が大半です。インターネットがなかったときは、完全なオフがとれたと思いますが、いまはメールが飛んできてしまいます。一時帰国中であってもメールチェックは必須です。
なぜ、駐在員は定期的に帰国するべきなのか
海外生活が長くなると、現地人化してしまう方がいます。ローカル化とも呼びます。あまり問題を深く考えず、「なんとかなるさぁ」と現地人のようにゆるく問題を捉えてしまうことです。ローカル化が進み過ぎると仕事にも支障をきたすので定期的に帰国しましょう。
私の話ですが、真冬なのにいつものシャツとサンダルで帰国してしまったことがあります。雪が降ってました。実は、現地の空港で失態に気づいていましたが、特になにかをするワケでなく、やってしまった感と共に一時帰国しました。
普段何も考えていないとこのような行動をとってしまいますので、定期的に帰国して、気を引き締めましょう。
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以上、「駐在員の一時帰国とは」でした。