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インドで働く駐在員とは

人口ボーナス。発展しないわけがないインド。もちろん、そんなおいしいマーケットを日系企業が放っておくはずがありません。年々、日系企業の進出ラッシュが続いています。

すでに進出した日系企業をサポートする日本人経営の現地企業もたくさんあります。もちろん、しっかりとした日本人コミュニティもあるので安心です。

インドで働く駐在員について

 

インド駐在を知る

編集室
目次:

  • インドに赴任した駐在員の生活環境
  • インド人の民族性と人材について
  • 日系企業とインド人スタッフについて
  • インド人と働くための注意事項
  • インドの言語について
  • インドの衛生面について
  • インドの労働ビザについて
  • まとめ・インドで働く駐在員とは

インドに赴任した駐在員の生活環境

インドの夏は異常に暑い。湿度は日本より低いとはいえ、すべてを駄目にしてしまう暑さです。まさに灼熱地獄。日焼け対策をしない駐在員のお父さん達が日に日に黒くなっていく。こんな時期にゴルフ行かないよね。焦げていく駐在員たち。

コンド(マンション)のエアコンの効きが悪いので、業者を呼ぶが時間に来ない。クレームを入れるが来ない。何度も電話を掛け、明日の朝10時に来てくれることになり、レストランへ。

小腹が空いたなと思っても衛生面が心配だし、カレーだ。隣の店もカレーだ。その隣もカレーだ。カレーから逃れたい。路上には人がごった返しており、車やリキシャがあふれている。牛は牛らしくマイペースで移動している。

路上にいると、常時マイナス1ずつ削られていくヤル気。日本人のHPが自然に削られていく環境。

なんとか日本食レストランに避難する。注文した後に、今日で2週間連続で通っていることに気づく。美味しくないけど値段は日本と変わらないことに不満を感じながらも、他の選択肢がないので超常連になっている。

レストランから戻ると、なぜかエアコン業者がいる。予定は明日の10時なのに。キレ気味の業者たち。「なぜ、オマエは家にいないのか?」

暑さがすべてを駄目にしているワケ。

インド人の民族性と人材について

優秀なインド人はアメリカやヨーロッパ、シンガポールへ流出しています。日本人が想像するデキるインド人は、欧米で海外で成功したインド人です。

インドにいるインド人は超保守的で俺様主義、そして口と行動が伴わない人達です。もちろん、一般人と上流階級を一口で語ることはできませんが、「インド人は俺様主義の極み」です。

そこには文化的・宗教的な背景もあり、私にはこのように見えています。↑

それでも12億も人がいるということは、ものすごいポテンシャルがあり、優秀な頭脳はいくらでもいるのがインドですが、日本人とは精神面でのギャップを常に感じさせてくれます。

 

日系企業とインド人スタッフについて

頭脳明晰な人と仕事がしやすい人はイコールではありません。

東南アジアや中国の人は、日本的なビジネスを理解して合わせてくれる人が多いのですが、インド人は相手のことを考えて行動することがとくに苦手なので、我流を貫いてきます。インド人のデフォルト設定です。

アメリカの進出企業は、役割やタスクがはっきりしているので、インド人の我流がはさまる余地がなかったりするのですが、日系企業の「相手はわかってくれるだろベース」の仕事術になると、カオスです。要するに、ものすごく管理コストが上がります。

 

インド人と働くための注意事項

基本的にインド人は口が達者なので、話し合っても平行線のまま。納得できないけど、ここはインドだからと、諦めてしまう駐在員たち。これ以上、スタッフに文句を言って、相手のプライドを傷つけてしまうと、「今後のインド生活が危険な状況になってしまうかも」と、勝手な想像でインド人スタッフの言い訳を呑んでしまう駐在員たち。

管理することは、駐在員としての腕の見せどころかもしれませんが、すべての業務で役割と責任の範囲をはっきりとさせておきましょう。

インド人はお金にシビアなので、日系企業が優秀なインド人を会社にとどめておくのは難しく、欧米企業に引き抜かれています。

バンガロールやグルガーオンはインドのIT産業を引っ張るエリアで、開発系が有名ですが、現地マーケットを狙ったアプリ開発企業も増えてきています。英語を話す人材が豊富なので、BPO大国でもありますね。英語圏のサポートデスクやカスタマーサービスなど、シフト勤務をしている人達はいくらでもいます。

ちなみに、コールセンター数は、フィリピンに抜かれるまでインドが一番でした。やっぱり欧米人もフィリピンの方が働きやすいことに周回遅れで気づいてしまったようですね。

 

インドの言語について

インドの公用語はヒンディー語と英語だと勘違いしている人がいます。イギリス統治時代から英語は使われていますが、英語は公用語ではなく準公用語です。高等教育から英語での授業になるので、大学を卒業しているならしっかりとした英語が話せます。ただし、かなり訛りがあるので、インド人慣れしていないと理解するのが難しいです。

インド人にとって英語が堪能であることはステータスなので、中流階級以上のインド人は小さな頃から熱心に英語を勉強しています。

基本的にきれいな英語を話す人は、BPO関係の仕事についているか、中流階級以上の環境で育っていると言えます。

駐在員に求められる語学レベル

基本的に他の国と同じく、BPOや製造業であれば、スタッフとコミュニケーションが可能なレベル、営業などの社外とのコミュニケーションが必要な仕事はビジネスレベルの英語が必要です。

 

インドの衛生面について

衛生面は、近年良くなっていますが、日本人の感覚からすれば誤差の範囲。汚い・臭い・お腹痛い。やはり日本人とは衛生観念が違います。

だからといって、日本から薬を持っていく必要はありません。インドで腹痛や風邪になったら、インドの薬局で売ってる薬で治しましょう。どの国でも、現地でもらった風邪は現地の薬がよく効きます。日本の薬が弱いだけかもしれませんが。

 

インドの労働ビザについて

駐在員として仕事をするなら就労ビザが必要です。初回は2年間のビザが発給され、更新は1年毎になります。他の国と比較すると、就労ビザが取得しやすい国です。

商用ビザとよばれるものは、インド企業の商談や買い付けの為の用途になるので、駐在員には当てはまりません。

詳細はジェトロの「外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用」を確認して下さい。
JETRO インドの外国人就業規制について

 

まとめ・インドで働く駐在員について

「インドで勤務しないか」と上司に言われたら、断る人も多いことでしょう。しかし、何事も経験です。

たまたまアナタの趣味がクリケットで、駐在員として疲労困憊しながら働き、不条理な世界に揉まれるのも人生の経験と言ってしまえるなら、誰もあなたを止めることはできません。

チャンスの神様には後ろ髪がありませんので挑戦しましょう。

編集室

アジアで働く駐在員について

実は、海外赴任したい方に避けられている中国ですが、仏教の国で物理的にも近いので、頭の中も近いワケです。意外と楽しい国です。安全を重要視するならシンガポール。英語でマネジメントするならフィリピン。働きやすさならベトナムです。

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以上、「インドで働く駐在員について」でした。