- すでに日本でのキャリアがあるなら海外勤務のハードルは高くありません。
- 海外志向の若者が減っていることもあり想像以上にチャンスあり。
英語や現地の言葉が満足に話せないのに、今すぐ海外赴任したい人は多いことでしょう。私もかつて同じように考え、海外赴任できる企業に転職したことがあります。さて、中途採用で駐在員になる方法やリスク、求人の探し方についてみていきましょう。
中途採用で駐在員になるABC
- なぜ企業は中途採用の駐在員を募集するのか
- 中途採用の駐在員に必要なモノはなにか
- 中途採用でいきなり駐在員になるリスク
- 中途採用で駐在員になる方法とリスクを極力回避するには
- 求人の探し方・まとめ
なぜ企業は中途採用の駐在員を募集するのか
まず、中途採用の駐在員を募集する企業の背景を理解しておきましょう。駐在員を募集する場合、以下のことが考えられます。
- 現職の駐在員が帰任することが決まったけど社内に代わりのスタッフいない場合。
- 海外拠点の立ち上げや業務拡大のための人員補強。
駐在員を募集する背景
社内で遊んでいるスタッフがいればよいのですが、さすがにこのご時世です。社内に人材があまっている企業はありませんよね。また、駐在員は海外で仕事をすることになるので社内から候補者を選ぶのは難しいです。海外勤務を希望しないスタッフを無理やり海外赴任させる企業は少ないのが実情です。
大企業の海外事業部であっても、すぐに代わりを見つけることが難しいのが駐在員です。新人を採用して駐在員としての業務ができるまで育てるには時間とコストが掛かりすぎてしまうことから中途採用で優秀な人材を募集することになります。
中途採用の駐在員に必要なモノはなにか
駐在員はモロ即戦力です。まずは実務ができることが条件です。
語学力は大目に見てくれる企業もありますが、できるに越したことはありません。採用時に語学力で求職者の足切りをする企業なら、技術職だと日常会話レベル、管理職になると、ビジネスレベルを求められることが一般的です。
- 管理職や営業、コンサルならビジネスレベル
- 技術職は、日常会話レベル
しかし、英語圏ではなく、マイナーな言語の国に赴任するなら、語学は大目に見てくれる企業が多いです。もちろん、語学力はこれまでのキャリアを加味した上での条件になります。例えば、生産管理のエキスパートで語学がまったく駄目でも、経歴を評価してもらえるのであれば、採用の可能性は充分にあります。
- 語学力が駄目でも実務経験があれば採用されることもある。
中途採用でいきなり駐在員になるリスク
どのようなことにもリスクが存在します。中途採用でいきなり駐在員になるリスクは、働く企業のことをよく知らない状態で海外に駐在することです。
いくら企業情報や評判、口コミをインターネット上で探しても、実際のところはわかりません。ブラックボックスです。しかも、海外になると更に情報が少なくギャンブルのような転職になりやすいです。
中途採用で駐在員になる方法とリスクを極力回避するには
転職エージェントは求職者が知らない企業情報を把握しているので、自分の希望条件をしっかりと伝えておくことが重要です。面接の時に残業や労働環境について質問したくても、求職者という立場から難しいことがあります。このような聞きにくいことをエージェントを通して質問することができます。
しかし、いくらエージェントが優秀であっても相手企業のことを完全に理解しているワケではありません。もし可能であれば、採用が決まってから就業する前に、現地の勤務先を見学することをおすすめします。
求人の探し方
転職エージェントを利用するのは常識です。しかし、ひとつの転職エージェントにあなたの将来を託しているのであれば大間違いです。どのようなサービスでも比較することが肝心。また転職エージェントは、大企業であってもサービスの品質をパッケージ化できない属人的な世界です。
要するに、最低でも2社以上のエージェントと面談しておきましょう。
以上、「中途採用で駐在員になるには」でした。