大学関係者や政府がしきりに口にするグローバル人材の育成の謎に迫る。
そもそもグローバル人材とうい定義すらしっかり定まっていないのに政府は人材の育成をするらしい。混沌。とにかく、奴らはいまいちピントこないことを推し進めている。
そんなワケで、当サイトが定義するスキルセットを持った人材・グローバル人材になる方法をみていこう。
- グローバル人材ってなんだよ
- グローバル人材が必要な経緯
- 駐在員の作り方
- 教育ビジネスへの不満
- 日本からアホが減っている現実
- グローバル人材になる方法・まとめ
グローバル人材ってなんだよ
英語学科がある大学や英会話学校は、グローバル人材=英語が話せる人材と位置づけてセールスに励んでいます。しかし、経済産業省や政府の話をザックリとまとめてしまうと、日系企業で海外とやり取りできる人材のことです。語学だけの話ではありません。
要するに、グローバル人材とは駐在員のことです。
グローバル人材=駐在員。学校で育成なんて無理無理。そんな話です。海外で本社の無理な依頼を文句を言いながらも受け止め、現地労働者に指示を飛ばすオヤジ達。これが正しいグローバル人材です。
グローバル人材が必要な経緯
グローバル人材の育成ブームには、アジアを中心とした海外への事業展開が加速していることが背景にあるのは間違いありません。誰でも理解していますが、日本のマーケットが渋すぎるため、企業は海外に活路を見出さなくては生きていけないワケです。
そういえば、高度経済成長の時代も同じようなことが囁かれていましたね。しかし、当時は、製造業や建築などの一部の業界限定の話です。いま、海外展開を加速させているのは、製造業や建築だけではなくサービスや小売、ITなどありとあらゆる業種を内包しています。
法人税が安い国へ日本の企業が逃げていくのは許さないけど、海外で稼いで日本を豊かにして欲しい。だからグローバル人材が必要です。とにかく海外でバリバリ仕事をする人が足りないのです。
それで経済界のお偉いさん達が学校教育でなんとかならないかと言っています。ならない。教育コストを支払いたくないとのこと。当たり前だけど。
駐在員の作り方
駐在員は、なにかしらの専門家もしくはマネジメントをする人材として海外赴任しています。大切なことは言語ではなく専門性。英語はむしろオマケだ。英語はできないけど海外で頑張っている人達はたくさんいます。
自分の専門があり、海外で揉まれることで駐在員は傭兵のように強くなる。本社の理不尽な発注や依頼に、なんとか答える為に必死に働くことで一人前になる。また、外国人を管理する方法について、自分なりに試行錯誤することで少しずつ国際人に近づいていく。そして駐在員=グローバル人材ができあがります。
教育ビジネスへの不満
グローバル人材の育成という言葉を英語と結びつけている教育業界。もちろん私が当事者なら世間に同じ訴求をしていると思うけど、子供を騙すのはやめてほしね。
語る世界がないのに、英語だけ話せる人材を作ってどうするの?
海外で仕事をしたいなら外語大はやめておくこと
日本からアホが減っている現実
昔なら、なにも自分はできませんが海外勤務させてもらえるならどこでも行きます。土下座。こんな感じの人もいた。アホなチャレンジャーが沢山いた。
しかし、海外進出していく企業は年々増えているのに日本人の若者は内向き志向です。
昔の日本人とは違って無条件に海外へのあこがれをもっている若者はホントに少ない。海外勤務を希望する数少ない若者は言うわけです。
- 「海外勤務してもいいけど国は選ばせろ」
- 「アメリカなら行ってもいいけど、絶対に中国はなし」
- 「駐在員といっても昔みたいにリッチな生活はできないし、英語圏ならありかな」
脱社畜。昔のように、政府が南米大陸は希望の大地。みんなで移住しましょうとか言っても釣れない。いまはインターネットで情報収集できるので学生でも現実がみえている。
ちょっと海外勤務が気になる若者はいるけど、中途半端に賢いのでチャレンジできないのだ。そんな若者達が何をしているのかといえば、海外勤務の為の準備だ。
- ずっと準備中のままです。
まとめ・グローバル人材になる方法
いまの海外志向の強い学生は昔の学生と比べると圧倒的に優秀だ。学生なのに意識が高い。言葉もできる。しかし、意識の高い優秀な学生もまだグローバル人材ではない。
実践で揉まれていないからです。グローバル人材は学校で育成できるものではありません。もし、グローバル人材になりたいなら、それは簡単な話です。準備をやめて海外勤務にチャレンジするだけです。
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以上、「グローバル人材になる方法」でした。