※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

駐在員の仕事・現実とのギャップ

駐在員のギャップ

駐在員はセレブ生活を満喫しながら、発展途上国でのんびり仕事をしていると思っていませんか?

発展途上国の駐在員ならリッチな生活は正解です。しかし、どのような国であっても仕事は激務です。現実を知ってもらうために駐在員の仕事がどれだけ大変なのかを紹介しましょう。就職や転職の前にしっかりと考えて下さい。

編集室
目次:

  • 期待できないサポート体制
  • 駐在員はわからない中で戦う
  • 駐在員の板挟み現象
  • ギブアップの一歩手前
  • 駐在員の現実とギャップ
  • それでも駐在員として海外で働くなら注意すること

期待できないサポート体制

発展途上国で現地マーケットで勝負する企業を除くと、発展途上国に現地法人をつくるメリットはコスト削減です。駐在員のコストは高いので、現地法人に日本人が沢山いることは会社のメリットになりません。

もし、現地法人の仕事が減ってしまうなら、真っ先にハイコストである駐在員の数を減らします。駐在員は常に最小限の人員で海外支店や工場の管理をしています。できない駐在員がいると途端に仕事が回らなくなってしまうのはこのためです。

常に自分のやることはたっぷりある状況から効率化を考え実行する。その状況から抜け出せたなら、余剰人員と判断され帰任することもあります。悲しい話ですが事実です。

発展途上国の人件費は年々上昇しているため、日系企業には駐在員を遊ばせておく余裕はありません。

 

駐在員はわからない中で戦う

駐在員は問題を解決する立場です。駐在員になる前は、わからないことやトラブルは上司や関連部署に依頼するればよかったはず。しかし、駐在員は、問題を解決していく能力を求められます。

同じ職場の日本人社員や本社への問い合わせで解決できる問題ならよいのですが、現地の税金や法律関連の問題は、相談できる相手が現地人しかいないためストレスを感じることでしょう。

駐在員は横のつながりが強く駐在員同士で連絡を取り合っていますが、気軽に会社の問題を相談できる相手はなかなかいないものです。一番頼りになるのは現地スタッフです。

駐在員の板挟み現象

顧客は日本のクオリティを求めていますが、実作業しているのは外国人です。その差を埋めるための駐在員ですが、なかなか難しいものがあります。孤軍奮闘、しかも板挟みの状態です。

駐在員の苦労について

ギブアップの一歩手前

社内に複数の駐在員がいる場合は、お互いに助けあいながら仕事ができるでしょう。しかし、海外のオフィスにたったひとりだけ駐在員がいることもよくあります。

納期や品質へのプレッシャーと現地スタッフの不満をひとりで受け止め、ギブアップ寸前、ノイローゼ気味の方もいます。逃げ場がない状況です。

毎朝、ドライバーが迎えに来るセレブな生活は、強制労働施設に連れて行かれる囚人のような気分に変わります。この程度のストレスは、どのような駐在員でも当たり前のことかもしれません。責任感のある仕事イコール楽しい仕事、とも言えますが大変なことですよ。

帰国したくなるとき

 

駐在員の現実とギャップ

駐在員の生活を表面的にみると高級コンドやドライバー、メイドなど、羨ましくなることでしょう。しかし、それは表面的な世界です。駐在員は想像もできないストレスに晒されています。職責からくるストレスです。ここまで読んで頂いている方は、すでに理解していることでしょう。

本社はどのように駐在員を評価するのでしょうか? すべての問題は駐在員にあります。

  • 仕事が回らないのは駐在員が無能だからです。
  • 納期や品質に問題があるのは駐在員の教育能力が不足しているからです。
  • 労働問題でトラブルになるのは、駐在員の管理能力不足です。
  • 儲からないのは駐在員の効率が悪いからです。

 

それでも駐在員として海外で働くなら注意すること

一般的に駐在員は管理職になるので自分自身の管理と現地スタッフの管理をすることになります。現地スタッフから労働環境に文句を言われる立場です。日本でのキャリアがあるなら、すぐに海外赴任できる企業を探すことができます。ただし、労働環境はしっかりと選びましょう。

企業によっては、日本から文句を言われ、現地スタッフからも文句を言われる四面楚歌な労働環境もあります。会社の不満が一点に集中してしまうような構造だと、海外で働く夢が絶望に変わってしまいます。また、仕事を辞めるにも後任が決まらないと辞められないので精神的に追い込まれてしまう方もいます。

自分の希望に合う企業を、人材コンサルタントに相談して慎重に就職活動を進めましょう。

駐在員の転職エージェント

 

駐在員になりたいけどキャリアがない場合

職歴もないのに、いきなり海外で仕事がしたい方が増えています。日本で経験を積んで海外赴任するのが駐在員の王道です。実際は、未経験からいきなり海外で仕事をしている方もいます。就活は苦戦すると思いますが辛抱強く企業を探しましょう。

 

以上、「駐在員の仕事・現実とのギャップ」でした。