海外で働いていると単身赴任の駐在員が意外と多いことに驚く。私が海外駐在する前は、家族なら一緒に住むのが当然という勝手な思い込みがあったので・・・ 当記事は、そんな人達の観察レポートです。
単身赴任している駐在員に話を聞いてみると、納得できるものから見捨てられているのではと突っ込みたくなる理由まで様々。もちろん、本人が単身赴任を心底楽しんいるパータンから家族と離れた寂しさから切実なうめき声を上げている人までいる。
それでは、単身赴任のオヤジ駐在員と家族についてみていきましょう。
- 単身赴任している駐在員の3パターン
- ・子供の問題
- ・治安の問題
- ・嫁と子供が海外生活を拒否する場合
- 単身赴任することのリスクとメリット
単身赴任している駐在員の3パターン
これまでに知り合ったオヤジ達に話を聞くと、単身赴任している理由は子供の教育や治安の問題が一般的です。しかし、嫁が海外生活を拒否している悲しいパターンもあります。
- 子供の教育
- 治安が悪いから
- 嫁と子供が海外生活を拒否するから
遠距離の場合、どうしても関係を維持するのが難しくなります。もちろん、夫婦としての関係は終わっているけど離婚はしないような冷えきった関係の場合もありますね。そもそも夫婦として上手くいっていないから単身赴任なのかもしれないけど。残念。
子供の問題
子供の問題で一番大きなウェートをしめるのは教育です。企業が子供の学費を負担してくれるのが一般的ですが企業側にも予算があります。学費を完全に負担してくれる企業ばかりではないので子供が多いと大変です。
普通の駐在員の子供は日本人学校に通うことになると思います。しかし、日本と比べてしまうと教育のレベルは低い。特に子供の学力【国語・日本語】が伸びないのが悩みの種になります。日本に帰国するころには、同年代の子供達と学歴の差がついてしまいます。
塾や家庭教師がいるような都市部ならまだしも、田舎で勤務することになると悲惨ですね。典型的な単身赴任のパターンです。子供が理由で単身赴任している駐在員は、外国人のように子供の写真をいつも持ち歩いています。
インターナショナルスクールは諦める
インターナショナルスクールになると、日本より物価の低い国でも年間100〜300万です。普通の日系企業では無理な条件です。 大手の銀行ぐらいかな。発展途上国であってもインターナショナルスクールに子供を通わせるのは難しいですね。
治安の問題
危ない国に家族を連れて行きたくない。当然です。しかし、東南アジアで勤務するなら、身の危険を感じるような勤務地はあまりありませんよ。
南米やアフリカなら私でも悩みますね。ヨーロッパでも児童の誘拐があるので、少しでも心配なら、まずは単身赴任で様子をみましょう。その後で家族を呼び寄せます。
嫁と子供が海外生活を拒否する問題
嫁が海外で暮らしたくない場合や、ただ単に家族から嫌われているなら、単身赴任しかありません。家族を説得するより新生活を楽しみましょう。
家族から嫌われている + 治安が心配 + 子供の教育 = トリプル役満
トリプル役満の方は↓
単身赴任することのリスクとメリット
夫婦が別れて生活することは離婚リスクが高まります。すでに心が離れている夫婦なら単身赴任が離婚へのトリガーとなることは十分にありえます。
海外で単身赴任しているオヤジと日本で単身赴任しているオヤジには決定的に違うところがあります。海外で単身赴任しているオヤジに悲壮感はありません。カラッとしてます。
家族想いの駐在員が大半ですが、口ではこんな国は嫌だと言いながら、久しぶりの一人暮らしを楽しんでいる方もいますね。家族の前では冴えないオヤジも男です。
駐在員の一時帰国とは
駐在員が帰国したくなるとき
駐在員に必要な英語を鍛える方法
以上、「単身赴任の海外駐在員と家族について」でした。