- 「世界で働く駐在員は出世の近道?」
- 「駐在員は左遷?」
気になる問題ですね。もちろん、会社ごとに、海外拠点の重要度が違うことは言うまでもありませんが、海外進出してきた企業の人材を参考にすると、年々人材のレベルが上っている印象です。要するに、現在の日系企業は即戦力でデキる人材を海外出向させています。
- 駐在員は出世街道
- 駐在員の立場
- 高まる海外拠点の役割
- いろいろなタイプの海外拠点と業種
- 海外拠点の流行り廃り
- 駐在員は出世だ・まとめ
駐在員は出世街道
あなたの会社の海外依存度や経営方針を考慮すれば、答えが出せてしまいそうですが、まずは私の結論から。日本国内のマーケットが今後拡大するワケがないので、企業は海外に活路を見出すしかありません。駐在員になることは出世街道まっしぐらとも言えます。海外経験のある社員はどの企業でも欲しい人材です。
ちなみに、製造・建築業は昔から海外進出していますが、最近では小売りやIT、外食業界の進出が増えています。
️駐在員の立場
駐在員はサラリーマンです。勤務先が本社、大阪、名古屋などいろいろある中のひとつでしかありません。しかし、自分のポジション、立ち位置が気になってしかたがない方もいることでしょう。ハッキリ言ってしまえば、日本勤務=出世ルートと考えることが難しいご時世です。
旧体質の企業はたくさんありますが、ITやサービス系、小売の現地マーケットを狙っている企業は、特に優秀なスタッフを海外に送り込んでいます。理由は簡単です。ゼロを1にするのは難しいからです。
️高まる海外拠点の役割
日本の経済が成長していたときは、一部の先進国以外の海外で働くことがマイナス評価でした。しかし、日本は世界中に物とサービスを販売することで成長してきた国です。しかも、今後、日本国内の経済成長は期待できない状況です。パイが減っていく国で、国内の売上を維持することが難しいのは当然とも言えます。
どうすれば国内で減った売上を補填できるのでしょうか。もちろん、海外のマーケットしかありませんよね。
日本で暮らしている方は、あまり企業の海外進出を目の当たりにすることはないかもしれません。しかし、海外で生活している人は、毎月のように新規で進出してくる日本の企業をみていますよ。
️いろいろなタイプの海外拠点と業種
現在では、中小零細企業ですら海外に仕事を求めて進出しています。日本の企業なのに競争力を高く保つために、税金の安い国に本社を移してしまう企業もあります。
また、日本に本社を置いているけど実際は販売拠点としての機能だけで、中心の業務は海外で行っている企業もたくさんあります。
駐在員は工場勤務のイメージがあるのかもしれませんが、今では、製造業はもちろんのこと、建築、運送、IT、サービス、教育など、ありとあらゆる業種の企業が海外のマーケットを求めています。
海外拠点の流行り廃り
中国から撤退した企業をみて、日本に企業が戻ってくると喜んでいませんか? 世界中に魅力的なマーケットはたくさんありますよ。
いまは、ベトナム、インドネシア、フィリピン、マレーシア、カンボジアなどのASEAN諸国が人気の国です。
️駐在員は出世だ・まとめ
人口減少に伴う経済の減速は避けることができない問題です。経済格差の問題や海外マーケットの大きさを考えると、今後も、日系企業の海外進出は加速するでしょう。
もう一度書きます。駐在員になることは出世の近道です。